古代ギリシャ社会における「結婚」の目的とは?

古代ギリシャ社会における「結婚」の目的とは?

古代ギリシャ社会において、結婚の目的とは家の後継者(財産権と市民権を継承する資格を持つ者)を決めることで、非常に重要な行事でした。

 

「特定の女性を手に入れる」もしくは「自分(もしくは娘)を男に与える」という意味であり、今のように結婚を「愛の結びつき」と考える価値観とは縁遠いものであったことがわかります。

 

結婚する時期

古代ギリシャにおける結婚式は、ガメリオン月=1月、2月に執り行うのが慣習でした。

 

結婚する平均年齢

平均的な結婚年齢は、男性30歳、女性15歳でした。女性の結婚年齢は非常に早く、娘の父と夫となる男との間で当人の意思に関係なく婚姻が決められました。

 

結婚まで娘は世間に出さず、「箱入り娘」として育てらるのが普通だったようです。当時の女性の地位は非常に低く、結婚相手も親が決めた男性で、本人の意思など無視されていたのです。

 

結婚式の形式

アルテミスに捧げ物をし、アルテミスの支配する少女の領域から、アフロディテの支配する大人の領域に移る儀式を行ないます。

 

髪を切って捧げ物とし、儀式の前には、聖なる水で体を清めていました。

 

身を清め終わると、結婚式用の衣装に着替えます。花嫁は化粧をして、香水をつけ、宝石で身を飾りつけました。頭には冠をつけ、さらにヴェールをかけました。以上が終わると祝宴(ガモス)が開かれ、様々な料理が振る舞われました。

 

結婚後の生活

アテナイでは結婚後、女性は家庭内の仕事や家内産業に従事し、一生のほとんどを家庭の奥に籠もって過ごしたとされています。

 

その点でいえば、意外かも知れませんが、軍国主義のスパルタのほうが比較的自由な結婚観であったといえます。スパルタでは結婚しても夫が戦死することが多かったので、兄弟で一人の女性を迎えることもありました。

 

 

日本語の「結婚」に最も近い意味として「ガモス」という言葉が使われていました。


 
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