古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」は死亡リスクがあった?

古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」は死亡リスクがあった?

パンクラチオンは古代ギリシャで行なわれていた打撃技と組技を駆使する格闘競技です。武器は使用せず、全裸で素手のみを駆使し、相手が戦闘不能になるまで戦います。

 

ボクシングとの違い

ボクシングやレスリング、プロレスといった現代格闘技の原型となったといわれますが、基本的に「相手を倒す為には何をしても良い」というとても危険な格闘技で、厳格なルールの下、競技者の身の安全は最低限保護されている現代競技とは一線を画します。

 

命を落とす危険もあるほど競技でしたが、古代オリンピックの第33回大会(前648年)から正式種目となっています。現代になって、形を変えて危険性をなくしたうえで復活させようという動きもあります。

 

反則はないの?

骨を折る/首を絞める/投げる/蹴るなど基本的には何でもありですが、例外的に眼球への攻撃や噛みつきなどは認められず、これを犯すと罰則がありました。

 

第23回大会(前688年)から正式種目となっていた古代ボクシングと違い、相手を死に至らしめることも反則ではなかったので、大変危険な競技であったことに変わりないでしょう。

 

負け=死?

上述したような特徴からパンクラチオンはスポーツというより、ローマで勃興した剣闘士試合と同じく、見世物としての側面が強い競技だったみたいです。

 

パンクラチオンは、非常に危険な競技で、負ける=死を意味するほど死亡率が高かったので、格闘技というより殺し合いに近いものといえます。

 
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