ローマ軍の投槍「ピルム」の戦略上の目的とは?

ローマ軍の投槍「ピルム」の戦略上の目的とは?

ローマ軍の主戦力の1つとなった武器が「ピルム」と呼ばれる投槍です。帝政ローマ末期に、ローマ軍の主力が重装歩兵から騎兵に移行するまで、敵の防御を崩す武器として重宝されていました。ローマ軍団兵は、軽装歩兵と重装歩兵から成っていましたが、ピルムは重量があり機動力を損なうので、重装歩兵が使用するのが常でした。

 

ピルムの使い方

投槍のピルムは敵を直接攻撃するというより、敵の持つ盾を無効化する目的で使用されました。ピルムは重量1.5〜2.5kgと非常に重く、それが「盾に突き刺さる」と重さゆえ放棄せざる得なり、敵が盾を放棄したところで、刀剣(グラディウス)を使った白兵戦に持ち込む・・・という戦略が採用されていたのです。

 

ピルムの起源

ピルムはエトルリア人からローマに伝わった武器で、もとはエトルリア人の天敵であるガリア人の盾を突破する目的で開発されました。そしてローマ人もガリア人と対立するようになったので、エトルリア人の戦法を模倣するようになったのです。

 
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