フランス人のルーツ

 

民族としてのフランス人とは、フランス語を母語とし、主にフランスに暮らす民族のことで、古代ローマ以前のケルト人(ガリア人)、ローマ人、ゲルマン一派のフランク人の混血が大多数のフランス人の共通祖先となります。

 

古代において現在のフランスにあたる地域は、ローマ人よりガリアと呼ばれており、前1世紀半ばにローマ人に征服された後は、ガリア文化とローマ文化の混合でガロ・ローマ文化が形成されました。このガロ・ローマ文化が、ラテン文化を基礎とするフランス文化の原型といえます。

 

西フランク王国、フランス王国の成立

ローマ帝国が滅亡し、時代が中世に移ると、ゲルマン民族のフランク人がガリアにフランク王国を建設し、ラテン文化やキリスト教といったフランス文化の基礎的な部分を継承・発展させます。

 

フランク王国は西ヨーロッパ全域に勢力を拡大しますが、8世紀になると西フランク王国、中フランク王国、東フランク王国に分裂。

 

このうちの西フランク王国が、フランスの原型となりました。

 

西フランク王国は9世紀末に「フランス王国」となり、14〜15世紀の百年戦争を経てイギリス王家と分裂したことで、「フランス国民」としての意識が形成。さらに18世紀のフランス革命を通して定着した自由・平等・友愛などの価値観が、現在に続くフランス国民の精神的支柱になっているのです。