アイルランドの農業の特徴

アイルランドは国土の7割を農地が占めており、主に大麦・小麦・ジャガイモ・テンサイ・キャベツなどを生産します。歴史を遡れば、温暖な海洋性気候を背景に、新石器時代から放牧に適した土地を持ち、牧畜が営まれてたことがわかっています。

 

アイルランドにおける農業の歴史

アイルランドは中世から近代にかけて大半の期間イギリスの植民地化にありました。その時代、小麦などの主要作物はほとんどイギリスに収奪され、自分たちは土地が痩せていても育つ生産性の高いジャガイモに依存するようになりました。

 

そんな状況が続いたものだから、1840年代に深刻なジャガイモの不作が発生すると、大量の餓死者が出る「ジャガイモ飢饉」が発生し、移民の大量発生などでアイルランド文化は大打撃を被ってしまったのです。

 

その後はアイルランドの農地利用は、耕地→牧草地利用にシフトしていき、今では国土に占める割合が、耕地が2割程度なのに対し、牧場・牧草地は5割を占めています。