ヨーロッパのエネルギー事情|発電方法の種類は?

発電方法には火力、原子力、水力、風力、再生可能エネルギーなど様々ありますが、ヨーロッパ諸国が主力として採用しているのは火力発電になります。しかし環境汚染や、化石燃料の枯渇といった問題が深刻化していることを受け、21世紀以降発電方法を見直す動きが活発化しています。

 

 

ヨーロッパの原発事情

かつて西ヨーロッパ諸国では、いつか底を突く火力に代わる有力なエネルギー源として原発が注目されていました。しかし東日本大震災以後、その考え方は変わり、多くの国が原発の全廃や新設中止を決定しています。原発を継続している国でも、原子力への依存度を大幅に下げる政策が推進されるようになりました。

 

再生可能エネルギー

原子力に頼れないとわかると、風力・太陽光・バイオマスなど再生可能エネルギーへの注目が改めて高まりました。2017年にはヨーロッパでの再生可能エネルギー比率は30%を超えています。これは石炭発電による発電量を超えるものです。欧州連合全加盟国は再生可能エネルギーへのシフトを開始しています。

 

再生可能エネルギーのメリット

環境保全
地球温暖化や気候変動に配慮した環境保護の観点があります。さっそく効果は現われており、ヨーロッパはCO2の排出を3億8,800万トン削減し、化石燃料の消費量を1億1,600万トン減らすことに成功しています。

 

自己決定権の強化
化石燃料や石油というのは輸入に頼らなければならず、世界経済や政治情勢に影響されやすいためです。外交カードとしても用いられてしまうので、ヨーロッパ諸国の主体的な決定が妨げられるのです。それに大して再生可能エネルギーというのは世界経済や政治情勢に左右されません。

 

設備投資費用や電力の供給効率といった問題はありますが、これは技術が進めばクリア出来る問題と考えています。このようにEUは、再生可能エネルギーに投資することは、長期的には環境を保全し、自国の国益を最優先させることに繋がり、メリットが大きいとみているのですね。

 

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