黒海の特徴|場所、歴史、気候、面している国など

黒海は、バルカン半島の東、東ヨーロッパ南部と、西アジアの間に位置する海です。一見して内陸で孤立した海に見えますが、ボスポラス海峡によりかろうじて地中海と繋がっています。面積約42万3000km、平均水深1197m。北部・西部には広大な大陸棚が形成されています。

 

 

黒海の名前の由来

黒海は英語の「Black Sea」をそのまま日本語訳した呼称です。文字通り黒みを帯びた海水の色に由来した呼称で、19世紀末頃から国際的に広く使われるようになりました。海の黒みの原因は硫化鉄によるものという説と、豊富な微小さ藻類によるものという説があります。

 

黒海の場所

地図(Googleマップ)

 

黒海に面している国
  • 東:ロシア、ジョージア
  • 西:ブルガリア、ルーマニア
  • 南:トルコ
  • 北:ウクライナ

 

黒海の気候

黒海周辺の大部分は、大陸性気候が支配的で、気温の年較差が大きいのが特徴です。黒海沿岸部は湿度の高い亜熱帯気候で、年間通して雨が多く、冬は冷涼多湿、夏は温暖多湿な(気温は8度〜20度の間で変動)気候になります。一方北西部の寒冷で、冬は海面が氷結するほど冷え込みます。

 

黒海の資源

黒海には豊富な石油と天然ガスが眠っていると考えられていますが、いまだ十分な掘削探査は行なわれていません。

 

黒海の歴史

黒海の支配者がめまぐるしく移り変わる古代〜中世

黒海は古代より東西貿易の中継地かつ、肥沃な平原が広がる穀物の産地として重要視され、前8世紀からは沿岸各地にギリシアの植民市が建設されました。古代ギリシアが衰退してからは、長らくローマの支配下にありましたが、14世紀には東ローマ帝国を滅ぼしたオスマン帝国の支配下に置かれました。

 

黒海の利権を巡りロシアとオスマン帝国が対立

18世紀以降ロシアが台頭し、黒海から地中海のルートへ進出、俗にいう南下政策が行なわれるようになり、黒海の利権を巡りオスマン帝国と激しく対立します。そして以後数次にわたって勃発した露土戦争(ろとせんそう)によって、トルコの支配力はしだいに弱まっていきました。

 

黒海争奪戦にイギリス・フランスが介入

すると今度はイギリスやフランスがロシアを警戒し黒海の支配権争奪戦に加わるようになり、現在でも依然黒海を巡る国際的緊張が続くなど、古今通じて争いの絶えない海となっています。

 

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