アウレリアヌス

アウレリアヌス(在位270〜275年)はダキア出身のローマ皇帝です。職業軍人から皇帝の地位まで上り詰め、軍人皇帝時代、混乱を極めたローマの秩序を安定へと導いた人物として知られます。彼は先代クラウディウスの死後、ゲルマン民族(ゴート族、ヴァンダル族など)の侵入を想定し、19kmにもおよぶ城壁を建造するなど首都の防衛力強化に注力。さらにガリアの反乱の鎮圧、女王ゼノビア率いるパルミラから東方属州を奪還するなど、数々の軍功を挙げました。275年、ペルシア遠征に赴いた際、軍隊の暴動の中殺害され生涯に幕を閉じましたが、帝国を復興させた「世界の回復者(restitutor orbis)」として、後世もその名は語り継がれていきました。

 
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