ヨーロッパの産業・経済

ヨーロッパの産業・経済

ヨーロッパの経済産業記事一覧

ヨーロッパでは17世紀になると、自然科学の研究が急速に進みました。世界の権力の中心がヨーロッパに以降した時期ともいえるでしょう。それまでそのポジションにいたアジア勢力を、次々と戦争で打ち倒していったのです。それまでの科学というと、錬金術のような超自然的なもの。ヨーロッパが工業化に適した地域というのもあったでしょう。ルネサンス、宗教改革を契機に、神を至上とする世界観から解放されます。大航海時代以降、...

ヨーロッパ諸国の税金は、日本と比べて全体的に高いです。しかしそれにも関わらず税について日本ほど不満の声もありません。デンマークなんかは消費税25%と日本の3倍以上なのに、国民幸福度指数で何度も世界一位になっています。こういった背景については、税金のやり繰りが上手く、徴収と還元が釣り合っているということが最も大きいです。相続税がなかったり、高速が無料だったり、教育費が無料だったり、ワクチンや手術など...

ヨーロッパは社会福祉が充実しています。高速無料教育費無料ワクチンや手術など医療費無料などなど生活必需品についてはほぼほぼ無料になっており、最低限の生活は保障されています。デンマーク、北欧諸国、ドイツ、イギリスなどが有名ですね。(南ヨーロッパはそれほどでもありません。)うらやましい!と思うかもしれませんが、当然国民が何のリスクも払っていないわけではありません。ヨーロッパの税金は日本よりずっと高いので...

日本は労働時間が長い割に生産性がないとはよく言われますよね。深夜まで奴隷みたいに働いても、年収がバイト以下…なんて声もよく聞きます。努力の割に見返りが少ないのはつらいことです。将来への閉塞感にも繋がります。そんな日本の状況とよく対比されるのがドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパの国々です。ヨーロッパの労働形態は効率的で、残業はしない(させない)、長期休暇が当たり前、という話をよく聞きますね。実...

国にもよりますが、ヨーロッパ諸国の食糧自給率は高いほうです。日本の食糧自給率は39%程度ですが、スペインやポルトガル、イタリアなど南欧諸国は日本とそれほど変わらないのですが、フランスは121%、ドイツは98%、イギリスは65%など西欧や中欧にはかなり高い国が目立ちます。これは端的にいえば、これらの国は農業面積が広いからです。日本の国土は森林面積の割合が大きく、農業面積は狭いので、自給率はそれほど高...

ヨーロッパにアジアの製紙技術が伝わるまでは、羊皮紙が使われていました。これは子羊の皮から作った紙です。丈夫で描きやすかったのですが、高価というのが難点でした。キリスト教の経典など重要なものにのみ使われました。17世紀になると、手すき紙の製法が広く普及し、需要の拡大とともに様々な日用品が作られました。ヨーロッパでは主に筆記や印刷用としての需要が大きかったです。やはり特筆すべきは19世紀後半になってか...

言うまでもないかもしれませんが、ヨーロッパ発祥、もしくはヨーロッパ風の衣服のことを総称して洋服といいます。和服に対する言葉として用いますね。ヨーロッパで発展したものですが、現在ではアジア、アフリカなど世界中で普及し、日本でもほとんどの人が洋服を着ています。和服を着て外を歩く人は見なくなりましたね。日本における洋服との出会いは、ヨーロッパ人との出会いと時期を同じくします。16世紀に初めてポルトガル人...

ヨーロッパのゲーム産業は今や世界有数のものになっています。ゲームといえば日本だろ!と思われる人も多いかもしれません。かつてはヨーロッパ全て合わせた市場規模よりも、日本の市場規模のほうが大きかったのですが、家庭用ゲームについては今やヨーロッパは日本を抜いています。日本の家庭用ゲームの市場規模が落ち込んだというのもあるのですが、それ以上にヨーロッパが成長したというのもあるでしょう。ソニーがプレイステー...

ヨーロッパと聞けば先進的、裕福というイメージが浮かぶ人が多いかもしれませんが、実際大陸単位で見れば、ヨーロッパの経済規模は北アメリカすら上回り最も大きいものです。世界的に最も豊かな地域といえばヨーロッパが挙げられるでしょう。世界の国別のGDPランキングでは、上位10位のうち5カ国はヨーロッパ諸国で占められています。(5位ドイツ、6位イギリス、7位ロシア、8位フランス、10位イタリア:『ザ・ワールド...

ヨーロッパの経済規模は、世界最大といえます。全ての大陸の中で最も豊かな地域といえるでしょう。そのヨーロッパで一番豊かな国ってどこなのか?という疑問もあると思います。国別GDPのランキングでは、ドイツが世界5位で、ヨーロッパでは1位になっていますね。ただヨーロッパは豊かな国ばかりではありません。ルーマニア、モルドバ、アルバニアなどは経済的に貧しい部類に属す国といえ、フランスやドイツなど西欧諸国と比べ...

ヨーロッパというと何となく豊か、というイメージがあると思います。確かにヨーロッパという大陸全体でみれば、その経済規模は北アメリカ大陸を上回り世界一です。ヨーロッパという大陸を大きく2分した場合、西欧(西ヨーロッパ)と東欧(東ヨーロッパ)という区分で見るのが一般的です。GDPで上位にいるのは、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなどいずれも西ヨーロッパの国ばかりです。東ヨーロッパではロシアが上記西ヨ...

現代の生活は電気がなくては成り立ちません。現在世界で採用されている主な発電方法は火力原子力水力風力再生可能エネルギーなどなど。西ヨーロッパ諸国では、依然は原子力がいつか底を突く火力に代わる有力なエネルギー源とされていましたが、東日本大震災以後は、その考え方は変わりつつあり、多くの国が原発の全廃や新設中止を決定しています。原発を継続している国でも、原子力への依存度を大幅に下げる政策が推進されるように...

ユーロ圏とは、ユーロという共通通貨を導入している19カ国で成る経済統合地域のことです。ユーロはユーロゾーン、ユーロランドなどとも呼ばれ、ヨーロッパ19カ国で経済的国境を取り払った1つの通貨として使用されています。ユーロ圏は人口3億2600万人を擁す世界最大規模の経済圏として知られています。1人あたりのGDPは米国に次ぐ世界第2位の経済規模です。今後ますます国内外の投資活動が活発になり、将来的にドル...

酪農とは牛や羊、やぎなどを飼育して乳をしぼったり、その乳からチーズやバターなどの乳製品を作ったりする農業のことですね。ヨーロッパでは特にオランダやデンマーク、スイスが酪農生産国として有名ですよね。牛乳がヨーロッパにもたらされたのは紀元前2000年代の青銅器時代と考えられています。古代ゲルマン人にとって、牛乳は貴重な食料源だったようです。そして牛乳を使った酪農という農業形態は13〜14世紀にオランダ...

ヨーロッパの農業のは大きくわけて混合農業酪農園芸農業地中海式農業などがあります。混合農業ヨーロッパ中緯度地域の農業の基本形態で、家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせて行なわれる農業です。トウモロコシや小麦などの栽培に適した西岸海洋性気候のならではの農業形態といえます。中世ヨーロッパで行なわれていた三圃式農業(さんぽしきのうぎょう)が発展したものです。酪農酪農と...

ヨーロッパ最大の農業国といえばやはりフランスが挙げられるのではないでしょうか。フランスの食糧自給率は122%にも昇り、海外に多くの農作物を輸出しています。特に小麦、大麦、トウモロコシなど穀物の産出は群を抜いており、「EUの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」などと呼ばれるほど世界有数の穀物生産国です。穀物だけでなく、根菜(じゃがいも、テンサイなど)や畜産(豚、牛乳、鶏卵など)でも世界トップ10には入る生産...

ヨーロッパの地中海沿岸の国(フランス、イタリア、スペイン、ギリシャなど)では、「地中海式農業」が広く行なわれています。地中海沿岸を支配している「地中海性気候」と呼ばれる気候は、夏は高温・乾燥、冬は温暖・湿潤という特色を持っています。その為季節によって以下のような農業が行なわれています。■夏暑く乾燥する夏には、高温や乾燥に強い樹木作物(オレンジ、ブドウ、オリーブ、コルクガシなど)の栽培が丘陵地斜面で...

ヨーロッパで主要な農業の1つに混合農業があります。混合農業とは、主にヨーロッパ中緯度地域で行なわれている農業です。家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせて行なわれるのが特色です。なぜヨーロッパにこの農業形態が根付いたのでしょうか。トウモロコシや小麦などの栽培に適した西岸海洋性気候のならではの農業形態といえます。混合農業は、中世ヨーロッパの北西部で行なわれていた三...

ヨーロッパで行なわれている主要な農業形態に混合農業と地中海式農業というものがあります。この2つの違いが今一わからないという人が多いようです。まず2つの農業形態の特徴を確認しておきましょう。混合農業家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせた農業。ヨーロッパ中緯度地域で見られる。地中海式農業地中海性気候(夏は高温・乾燥、冬は温暖・湿潤)を利用し、冬に小麦、大麦といった...

「三圃式農業(さんぽしきのうぎょう)」とは中世ヨーロッパで広く行なわれた農業です。三圃制ともいいます。冬作物を育てる耕地と、夏作物を育てる2つの耕地を設け、片方を休閑地(地力の回復の為一定期間作物を作らない耕地)としておく二圃式農業から発展したものです。地中海世界で広まっていた二圃式農業が北ヨーロッパに伝わり、北ヨーロッパの気候風土に適した三圃式農業へと変化していったのです。三圃式農業の形態三圃式...

ヨーロッパの工業は産業革命以降、飛躍的な発展を遂げました。どこよりも早く工業化を遂げたので、大気汚染や水質汚染などの環境問題にも真っ先に直面しました。その為排ガスや排水などの規制はどこよりも厳しいです。ヨーロッパ人の環境に対する意識も高く、再生可能エネルギー普及の支えとなっています。工業分野は、イギリス、フランス、ドイツなどが強いです。航空機など工業国による共同生産が行なわれているものも珍しくあり...

「世界の工場」という言葉は聞いたことがあると思います。これは世界中から原材料を輸入し、それを元に世界中に輸出する製品を製造している大規模な工業国のことを指す言葉です。イギリスの経済学者ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズさんにより提唱された言葉です。おそらく21世紀の世界の工場はどこ?と聞かれたら、中国と答える人が多いと思いますし、それが正解です。中国は積極的に海外の企業や工場を受け入れ、豊富な資...

共通農業政策というのは、欧州連合(EU)における農業支援に関する政策です。英語表記の「Common Agricultural Policy」の頭文字をとって「CAP」とも表記します。1962年に小麦など主要な農産物に補助金を付け農家を支援する目的に発足しました。農家としては助かる政策なわけです。一方でこの政策に当てられるEUの予算は膨大で、EU歳出の3分の2を占め、財政負担が問題になっています。農...

ヨーロッパでは小麦の生産量が多いです。生産国の筆頭として挙げられるのはフランス、ドイツ、イギリスなど。特にフランスが突出しており、「EUの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれています。ヨーロッパで小麦の生産がさかんなのは、農業用地に適した広大な平地と、作物が育ちやすい気候にあります。その気候的特徴について以下で解説します。小麦の栽培に適した気候とは小麦の栽培に適した気候とは、出穂の時期(5、6月)...

農業革命とは、農業における技術や生産様式、経営手法などの急激な変革のことです。産業革命と対比してこのように呼ばれています。主に18世紀後半から19世紀中期のイギリスでみられた変革のことを指していますが、同様の現象はヨーロッパ全域で起こっていました。エンクロージャー運動(土地の囲い込み)新農具・新作物の導入地主・資本家・農業労働者という階級の成立などの変化が起こり、「封建的な土地所有」から「資本主義...

page top