ヨーロッパの産業・経済

ヨーロッパの産業・経済

ヨーロッパの経済産業記事一覧

中世までヨーロッパにおける「科学」というと、錬金術や占星術のような超自然的なものでした。しかしルネサンス、宗教改革を契機にそれが疑問詞されるようになり、論理や合理性といったものに価値を見出すようになります。17世紀になると、自然科学の研究が急速に進み、世界の権力の中心がヨーロッパに移行していきました。科学発展の背景大航海時代以降、ヨーロッパは地表の84%もの領域を征服し、支配域から膨大な量の科学的...

ヨーロッパ諸国の税金は、日本と比べて全体的に高いです。しかしそれにも関わらず税について日本ほど不満の声もありません。デンマークなんかは消費税25%と日本の3倍以上なのに、国民幸福度指数で何度も世界一位になっています。どうしてヨーロッパでは税金が高いのでしょうか?また何故それにも関わらず不満の声が少ないのでしょうか。税金が高い理由こういった背景については、税金のやり繰りが上手く、徴収と還元が釣り合っ...

ヨーロッパは社会福祉が充実しています。高速無料教育費無料ワクチンや手術など医療費無料などなど生活必需品についてはほぼほぼ無料になっており、最低限の生活は保障されています。デンマーク、北欧諸国、ドイツ、イギリスなどが有名ですね。(実は南ヨーロッパはそれほどでもありません。)うらやましい!と思うかもしれませんが、当然それ相応の代価を支払っての、この充実した福祉になっています。ヨーロッパは税金が高い!と...

日本は労働時間が長い割に生産性がないとはよく言われますよね。深夜まで奴隷みたいに働いても、年収がバイト以下…なんて声もよく聞きます。努力の割に見返りが少ないのはつらいことです。将来への閉塞感にも繋がります。そんな日本の状況とよく対比されるのがドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパの国々です。ヨーロッパの労働形態は効率的で、残業はしない(させない)、長期休暇が当たり前、という話をよく聞きますね。実...

日本の食糧自給率40%くらいを基準とした場合、ヨーロッパ諸国の食糧自給率は高いほうです。スペインやポルトガル、イタリアなど南欧諸国は日本とそれほど変わらないのですが、フランスは121%、ドイツは98%、イギリスは65%など西欧や中欧にはかなり高い国が目立ちます。この自給率の高さは何に起因しているのでしょうか。農業面積が広いヨーロッパ諸国の職業自給率の高さの主な理由として、農業面積の広さが挙げられま...

ヨーロッパにアジアの製紙技術が伝わるまでは、羊皮紙が使われていました。これは子羊の皮から作った紙です。丈夫で描きやすかったのですが、高価というのが難点でした。キリスト教の経典など重要なものにのみ使われました。17世紀になると、手すき紙の製法が広く普及し、需要の拡大とともに様々な日用品が作られました。ヨーロッパでは主に筆記や印刷用としての需要が大きかったです。産業革命以降の紙生産やはり紙の歴史におい...

昔から使われている主な布の繊維原料としては、羊毛、亜麻、絹、木綿ががあげられます。ヨーロッパでは古来より羊毛がよく使われ、気候的に栽培に適さない木綿は流通していませんでした。ヨーロッパで木綿の流通が始まったのは9世紀にシシリアやスペインに木綿がもたらされて以降です。12世紀になるとノルマン人による南イタリア征服を通じ、ドイツやイギリス、フランスなどヨーロッパ全域で木綿が広がっていきました。つまり木...

言うまでもないかもしれませんが、ヨーロッパ発祥、もしくはヨーロッパ風の衣服のことを総称して洋服といいます。日本では和服に対する言葉として用いますね。ヨーロッパで発展したものですが、その機能性の高さから現在ではアジア、アフリカなど世界中で着られています。大航海時代以降、欧州列強の世界進出にともなって中国や日本などアジアにも伝わりました。日本への洋服の伝来日本における洋服との出会いは、ヨーロッパ人との...

ヨーロッパのゲーム産業は今や世界有数のものになっています。ゲームといえば日本だろ!と思われる人も多いかもしれませんが、それは一昔前の話です。かつてはヨーロッパ全て合わせた市場規模よりも、日本の市場規模のほうが大きかったのですが、家庭用ゲームについては今やヨーロッパは日本を抜いています。日本の家庭用ゲームの市場規模が落ち込んだというのもあるのですが、それ以上にヨーロッパが成長したというのもあるでしょ...

ヨーロッパと聞けば先進的、裕福というイメージが浮かぶ人が多いかもしれませんね。実際大陸単位で見れば、ヨーロッパの経済規模は北アメリカすら上回り最も大きいものです。世界の大州を比較した場合、最も豊かな地域といえばヨーロッパが挙げられるでしょう。世界の国別のGDPランキングでは、上位10位のうち5カ国はヨーロッパ諸国で占められています。(5位ドイツ、6位イギリス、7位ロシア、8位フランス、10位イタリ...

ヨーロッパの経済規模は、世界最大といえます。全ての大陸の中で最も豊かな地域といえるでしょう。中でも国別GDPのランキングではドイツが突出しています。世界で見てもアメリカ、中国、日本に次ぐ世界第4位の経済規模ですので、GDPによる単純比較では「ヨーロッパで最も裕福な国」はドイツが筆頭として挙げられると思います。ドイツが経済大国の理由ドイツはこれまで103人もノーベル賞受賞者を輩出している科学技術大国...

ヨーロッパというと何となく豊か、というイメージがあると思います。確かにヨーロッパという大陸全体でみれば、その経済規模は北アメリカ大陸を上回り世界一です。ヨーロッパという大陸を大きく2分した場合、西欧(西ヨーロッパ)と東欧(東ヨーロッパ)という区分で見るのが一般的です。GDPで上位にいるのは、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなどいずれも西ヨーロッパの国ばかりです。東ヨーロッパではロシアが上記西ヨ...

現代の生活は電気がなくては成り立ちません。現在世界で採用されている主な発電方法は火力原子力水力風力再生可能エネルギーなどです。西ヨーロッパ諸国では、依然は原子力がいつか底を突く火力に代わる有力なエネルギー源とされていましたが、東日本大震災以後は、その考え方は変わりつつあり、多くの国が原発の全廃や新設中止を決定しています。原発を継続している国でも、原子力への依存度を大幅に下げる政策が推進されるように...

ユーロ圏とは、ユーロという共通通貨を導入している19カ国で成る経済統合地域のことです。ユーロはユーロゾーン、ユーロランドなどとも呼ばれ、ヨーロッパ19カ国で経済的国境を取り払った1つの通貨として使用されています。ユーロ圏の経済規模ユーロ圏は人口3億2600万人を擁す世界最大規模の経済圏として知られています。1人あたりのGDPは米国に次ぐ世界第2位の経済規模です。今後ますます国内外の投資活動が活発に...

酪農とは牛や羊、やぎなどを飼育して乳をしぼったり、その乳からチーズやバターなどの乳製品を作ったりする農業のことですね。ヨーロッパでは特にオランダやデンマーク、スイスが酪農生産国として有名です。これらの国は乳牛飼育に向いた冷涼な高地を広く持っているのです。日本では19世紀になってから酪農が開始され、酪農に関する技術はオランダ人から学びました。ヨーロッパにおける酪農の歴史牛乳がヨーロッパにもたらされた...

ヨーロッパの農業のは大きくわけて混合農業酪農園芸農業地中海式農業などがあります。混合農業ヨーロッパ中緯度地域の農業の基本形態で、家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせて行なわれる農業です。トウモロコシや小麦などの栽培に適した西岸海洋性気候のならではの農業形態といえます。中世ヨーロッパで行なわれていた三圃式農業(さんぽしきのうぎょう)が発展したものです。関連記事:...

ヨーロッパ最大の農業国といえばやはりフランスが挙げられるのではないでしょうか。フランスの食糧自給率は122%にも昇り、海外に多くの農作物を輸出しています。特に小麦、大麦、トウモロコシなど穀物の産出は群を抜いており「EUの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」などと呼ばれるほど世界有数の穀物生産国です。穀物だけでなく、根菜(じゃがいも、テンサイなど)や畜産(豚、牛乳、鶏卵など)でも世界トップ10には入る生産力...

ヨーロッパの地中海沿岸の国(フランス、イタリア、スペイン、ギリシアなど)では、「地中海式農業」が広く行なわれています。地中海沿岸を支配している「地中海性気候」と呼ばれる気候は、夏は高温・乾燥、冬は温暖・湿潤という特色を持っています。その為季節によって以下のような農業が行なわれています。■夏暑く乾燥する夏には、高温や乾燥に強い樹木作物(オレンジ、ブドウ、オリーブ、コルクガシなど)の栽培が丘陵地斜面で...

ヨーロッパで主要な農業の1つに混合農業があります。混合農業とは、主にヨーロッパ中緯度地域で行なわれている農業です。家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせて行なわれるのが特色です。ヨーロッパにこの農業形態が根付いたのは、トウモロコシや小麦などの栽培に適した西岸海洋性気候の影響です。農地に適した平地が多く、良質の牧草が育ち、作物の生育にも適した気候に恵まれているヨー...

ヨーロッパで行なわれている主要な農業形態に混合農業と地中海式農業というものがあります。関連記事・ヨーロッパで混合農業が盛んな理由・地中海式農業の特色この2つの違いが今一わからないという人が多いようです。まず2つの農業形態の特徴を確認しておきましょう。混合農業家畜飼育(牛、豚、鶏)と作物栽培(小麦、ライ麦、トウモロコシ)を組み合わせた農業。ヨーロッパ中緯度地域で見られる。地中海式農業地中海性気候(夏...

「三圃式農業(さんぽしきのうぎょう)」とは中世ヨーロッパで広く行なわれた農業です。三圃制ともいいます。冬作物を育てる耕地と、夏作物を育てる2つの耕地を設け、片方を休閑地(地力の回復の為一定期間作物を作らない耕地)としておく二圃式農業から発展したものです。地中海世界で広まっていた二圃式農業が北ヨーロッパに伝わり、北ヨーロッパの気候風土に適した三圃式農業へと変化していったのです。三圃式農業の形態三圃式...

ヨーロッパの工業は産業革命以降飛躍的な発展を遂げ、世界の工業の中心となりました。現在イギリス、フランス、ドイツなどが工業分野で進んでおり、特にドイツは世界一の工業製品輸出額として知られます。ヨーロッパの工業国同士で航空機などの工業製品の共同生産が行なわれている例も珍しくありません。環境問題との関係ヨーロッパといえば環境問題への意識が高いというイメージがあると思いますが、これはヨーロッパがどこよりも...

「世界の工場」という言葉は聞いたことがあると思います。これは世界中から原材料を輸入し、それを元に世界中に輸出する製品を製造している大規模な工業国のことを指す言葉です。イギリスの経済学者ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズさんにより提唱されました。「世界の工場」の今と昔おそらく21世紀の世界の工場はどこ?と聞かれたら、中国と答える人が多いと思いますし、それが正解です。中国は積極的に海外の企業や工場を...

共通農業政策というのは、欧州連合(EU)における農業支援に関する政策です。英語表記の「Common Agricultural Policy」の頭文字をとって「CAP」とも表記します。1962年に小麦など主要な農産物に補助金を付け農家を支援する目的に発足しました。EUが農産物を農家から高く買い安く売るので、農家としては所得が保障され助かる政策です。共通農業政策のデメリット一方でこの政策に当てられるE...

ヨーロッパでは小麦の生産量が多いです。生産国の筆頭として挙げられるのはフランス、ドイツ、イギリスなど。特にフランスが突出しており、「EUの穀倉」「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれています。ヨーロッパで小麦の生産がさかんなのは、農業用地に適した広大な平地と、作物が育ちやすい気候にあります。その気候的特徴について以下で解説します。小麦の栽培に適した気候とは小麦の栽培に適した気候とは、出穂の時期(5、6月)...

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