ヨーロッパ中心主義とは何か

ヨーロッパ中心主義とは何か

ヨーロッパ中心主義とは何か

ヨーロッパ文明に対する見方の一つとしてヨーロッパ中心主義というものがあります。これは地球上にあるあらゆる文明のうち、ヨーロッパの文明を特別視し至高の物だとする考え方のことです。

 

大航海時代以後、ヨーロッパ諸国が進めてきた植民地政策は、こういった価値観の下正当化されてきたわけですが、「ヨーロッパ中心主義」という言葉自体は、ヨーロッパがこういう考えを持っていることを指すのではなく、ヨーロッパの影響を受けた他の国々が欧州中心的な考え方を持つことを指しています。

 

 

ヨーロッパ中心主義の始まり

15世紀〜17世紀までは中国やインドなどに経済発展で後れを取っていたヨーロッパですが、18世紀〜19世紀にかけて急速な経済発展・技術革新をとげ、ヨーロッパ文明が世界に伝播し優位的な立場を確立しました。そして被植民地国を中心に、自国の文化や歴史、技術よりもヨーロッパの文明を上等な物とする価値観が広まったのです。

 

未だ根強いヨーロッパ中心主義

そして今でも欧州はアメリカやロシアに並ぶ圧倒的な経済的・技術的・政治的地位を有しており、ヨーロッパ中心主義は根強く残っています。良い悪いは別にして様々な国が欧州を中心に世界を見渡している状態です。

 

日本は明治以降、文明開化で西洋文化を積極的に取入れ、それまでの伝統的な生活が大きく変化しました。これを行きすぎたヨーロッパ中心主義だったと評する声もあれば、そのおかげで日本は欧州諸国と並ぶ列強の一員になれたと評する声もあります。

 

アジアでもいち早く西欧文化を取入れた国ですから、無意識にヨーロッパ中心主義になっている人は多いかもしれませんね。他の文明を理解しようとする時でも、無意識に欧州の文明に基づく価値観をベースにしている人は多いでしょう。

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