ヨーロッパの難民・移民問題をわかりやすく解説

ヨーロッパの難民・移民問題をわかりやすく解説

ヨーロッパの難民・移民問題をわかりやすく解説

難民というのは、政情不安定な故郷で戦争や人種・宗教などの理由で差別・迫害などにあって、政情的に安定している国に庇護を求めて逃げ込んできた人達のことをいいます。

 

ヨーロッパはアフリカや中東といった情勢不安定な地域と隣接しているので、押し寄せてくる難民が非常に多いです。

 

難民流出国のトップ3は

 

  1. シリア(490万人) 
  2. アフガニスタン(270万人) 
  3. ソマリア(110万人)

 

となっており、この3カ国で全難民の54%を占めています。

 

難民流入による問題とは

言葉も宗教も価値観も違う人達が急に押し寄せてくるので、流入先の国民の生活にも当然影響します。

 

1日に何千人という規模を受け入れ続けることに、ヨーロッパ経済も限界を迎えつつあり、EU加盟国は連携して打開策を模索しています。

 

各国は応急策として国境を封鎖したり、国境警備を強化したりしていますが、これはようは逃げてきた難民を追い出すことにもなるので、こういった態度は人権保護団体などに非難されています。

 

難民問題の最終的な目標は、難民の人達の母国が平和になり、難民を生み出さないこと、安心して帰れることです。しかし問題の根を断つのは簡単なことではありません。

 

アフリカ難民の苦難

ヨーロッパでは、中東からの難民は上述したとおり国境封鎖や警備が強化されたので、かなり減りました。

 

しかし一方で地中海を渡ってくるアフリカ難民が増えています。

 

アフリカ大陸の紛争国から逃れる為に、何十万人という難民が地中海を越えて南ヨーロッパの海岸にやってきます。

 

渡航には粗末な作りの船が使われ、渡りきる前に沈没してしまうことも珍しくありません。船の沈没による溺死者は毎年数千人におよぶといわれています。

 

現在、国境なき医師団(MSF)と市民団体「SOSメディテラネ」が共同運航する海難救助船「アクエリアス号」が、こうした海難者を助ける為に地中海での活動を続けています。

 

アフリカ難民を救助するアクエリアス号

 

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