地中海性気候の特徴

地中海性気候の特徴

ヨーロッパ南部を支配する「地中海性気候」の特徴とは

地中海沿岸の地域は地中海性気候が支配しており、ヨーロッパではイタリア、スペイン、フランス(南部)、ギリシアなどの国がこの気候帯に属しています。地中海性気候の特徴として以下のような点が挙げられます。

 

地中海性気候の特徴
  • 夏の雨量が少なく、水分を多く含んだ偏西風の影響で冬の雨量が多くなる。
  • 夏は亜熱帯高圧帯に入るため日差しが強く乾燥する。
  • 石灰岩の風化によりできたテラロッサが広く分布する土壌。
  • 乾燥に強いブドウやオレンジなどの果物・柑橘類栽培がさかん。
  • 温暖なためリゾート地として発展しており、夏には海水浴や日焼けを目的とした観光客が集まってくる。

 

このような地中海性気候は、地中海沿岸地域だけでなく、オーストラリアのパース近郊、チリ中央部などでも見られます。

 

 

イタリアの地中海性気候の特徴

またイタリアの大部分は地中海性気候に属していますが、イタリアの国土は縦にも横にも長いので地域差が大きいです。

 

■イタリア北部
北部は非常に雨が多い地域なため農業が発達しており「イタリアの食料庫」と呼ばれています。

 

■イタリア東部
北部とは対照的に東部は雨が少なく乾燥しているので農業には不向きです。その代わり羊を飼うのに適した気候・地形条件なので、牧羊が広く行われています。

 

■イタリア南部
イタリア半島西南の地中海に位置するシチリア島では、夏の乾燥を活かして大規模なオリーブ栽培が行われています。また柑橘類の栽培もさかんで、イタリア全体の70%の生産量になっています。

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