大航海時代におけるオランダの台頭

 

16世紀、オランダスペインからの独立を果たしたと同時に、海外進出に乗り出し、北アメリカ西海岸や大西洋の島々を発見しました。さらに1602年には香辛料貿易を目的としたオランダ東インド会社を設立し、1609年、同社に雇われたヘンリー・ハドソンが、現ニューヨークのハドソン川に到達しています。

 

オランダ海上帝国の建設

波にのったオランダは、アフリカやインド洋への進出で、独自の交易拠点や植民地を建設。ポルトガルから香料諸島の利権を奪うことでアジア貿易市場を拡大していき、「オランダ海上帝国」と呼ばれるほどの、広大な交易圏を築き上げました。

 

オランダと日本の交易

 

海上帝国時代のオランダは、ヨーロッパで唯一、鎖国下の日本に取り入り、長崎出島での交易を許可されています。