イギリスはヨーロッパだけど「大陸ヨーロッパ」ではない?

イギリスはヨーロッパだけど「大陸ヨーロッパ」ではない?

イギリスはヨーロッパだけど「大陸ヨーロッパ」ではない?

最近イギリスのEU離脱という大きな出来事がありましたが、あれはイギリスが「ヨーロッパ」から離脱するという意味ではなく、「欧州連合(EU)」というヨーロッパ諸国で構成される地域統合体から離脱するということに過ぎません。

 

ヨーロッパというのは、ユーラシア大陸西端の地域の総称なので、イギリスが政治的にどのような立場になろうとも、地理的にヨーロッパ地域に含まれることに変わりありません。

 

「大陸ヨーロッパ」という概念

ヨーロッパと違って、大陸ヨーロッパという言葉にはあまり馴染みがないかもしれません。「ヨーロッパ大陸」とはまた意味が違う言葉です。

 

大陸ヨーロッパというのは、ユーラシア大陸と直接繋がる、フランスやドイツなどがある「ヨーロッパ本土」のこと。イギリスやアイルランド、アイスランドといった島国を含まない、ヨーロッパ諸国を指す言葉です。

 

イギリスと大陸ヨーロッパの非類似性

イギリスはヨーロッパに含まれるものの、政治や経済、社会などあらゆる面で、大陸ヨーロッパ諸国とは一線を画しています。大半のヨーロッパ諸国の源流は、かつて地中海世界を席巻していた古代ローマにあるといえるのですが、イギリスは島国ということもあり、ローマの支配があまり浸透せず、大陸ヨーロッパとは異なる独自の文化が保持されました。

 

 

そのような他のヨーロッパ諸国との成立経緯の違いから、自分をヨーロッパ人とは思っていないイギリス人も多く、イギリスはヨーロッパとは別と認識しているヨーロッパ人も多いのです。

 

だから近年のEU離脱にも見られるように、大陸ヨーロッパ諸国とは足並みが異なる事例が目立つのですね。

 

もともとイギリス王室の成り立ちはフランス諸侯にあるので、百年戦争以前はヨーロッパとの結びつきも強かったのですが、百年戦争敗北後はヨーロッパ離れが加速していきました。

 

イギリスは、大陸ヨーロッパ諸国よりも、他大陸のアメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどと似通っている部分が多いです。これはこれらの国が、かつてイギリスの植民地支配下にあったことに由来しています。

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