ヨーロッパ中心主義とは世界史や文化をヨーロッパを基準に解釈する考え方だ。非ヨーロッパ地域を周縁化し、偏った歴史観を生み出した。本ページでは、ヨーロッパの歴史観や国際関係、思想的影響を理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ヨーロッパの人口についてです。ヨーロッパ大陸の人口やヨーロッパの国々の人口ランキング、中世を含めた人口の推移などを紹介しています。
ヨーロッパの総人口は2009年時点でおよそ7億4000万人。これは地球総人口の11%、大州の中ではアジア・アフリカに次ぐ人口規模となります。ヨーロッパ州は決して大きな大州ではないものの、イギリスやドイツ、フランスなど世界で指折りの経済国が集中しているだけあり、それなりの人口を抱えています。
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ヨーロッパにおける国別人口では、世界最大の国土面積を誇るロシアが最多で、それに次ぐのがEU最多のドイツです。
逆に人口が最も少ないのは、イタリア・ローマの北西部に位置するバチカンです(人口は約800人)。ただしバチカンの居住権(市民権)はバチカンで職務についている期間のみ与えられるもの、国内で出生しても出生地主義による国籍の取得が出来ない、という特殊な事情の国ですのでランキングからは除外します。
今でこそ世界3番目の人口規模を抱える大州ヨーロッパですが、14世紀中頃までは疫病の流行や飢饉、戦争などにより増加しては減少を繰り返していました。その後安定した増加傾向に転じたのは16世紀以降で、17世紀には1億人を突破。18世紀の産業革命以降は爆発的に人口が増加し、1930年代には5億人もの人口に達しました。
紀元初期から2000年頃までの人口変動
紀元初期…約3300万人
600年頃…約1800万人
1300年頃…約7000万人
1600年頃…約1億人
1900年頃…約5億人
2000年頃…約7億人
一貫して増加傾向にあったヨーロッパですが、現在はそのスピードも鈍化し、一部の国は少子高齢化の問題に直面しています。EU最大の8174万人の人口を抱えるドイツについては、2060年には20%減の6636万人にまで落ちる予測されており、2040年代にはEUの人口第1位の座から陥落するといわれています。
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