アドリア海
アドリア海とは、イタリア半島とバルカン半島に挟まれた、地中海の内海の1つです。名前の由来はかつてポー河の河口で栄えた都市アドリアより。
古代ではギリシア人やローマ人、中世では「アドリア海の女王」の異名を持つヴェネツィアが海上覇権を握り、いずれの支配下でも重要な海上交易路として利用されてきました。
とりわけ中世以降は、アジアとの東西貿易の中継地として重要視されていましたが、15世紀末のインド航路の発見により、西回り航路でアジアに到達できるようになったことで、その重要性は薄れていきました。
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