北欧神話における「鉄の森」とは?

北欧神話における「鉄の森」とは、ヤルンヴィドのことです。ヤルンヴィドは人間の住む世界、ミズガルズの東に位置する森であるとされています。

 

 

ヤルンヴィドの住人

ヤルンヴィドは、アイスランドの詩人であり歴史家、スノッリ・ストゥルルソンが著した『散文のエッダ』、第一部『ギュルヴィたぶらかし』、および『詩のエッダ』の『巫女の予言』の中に触れられています。

 

ヤルンヴィドは、北欧神話において人間の住む世界ミズガルズの東に位置し、女巨人がフェンリルとのあいだにもうけた子供の狼たちと共に住む森であるとされています。

 

フェンリルはロキと女巨人アングルボザの子供で、ミズガルズの大蛇ヨルムンガンドや死者の国を支配する女神ヘルと兄弟でもあります。巨大な狼の姿をしており、ラグナロクではオーディンを飲み込みました。

 

スコルとハティ

ヤルンヴィドに住む狼の中には、ラグナロクにおいて太陽の女神ソールと月の神マー二を飲み込んだスコルとハティも含まれています。

 

スコルとハティは常に太陽と月を追いかけており、太陽と月はそれから逃れるために馬車を走らせていました。

 

それが太陽と月の運行となっていましたが、ラグナロクではそれぞれが太陽と月に追いつき、飲み込んでしまったため昼夜が失われたと言われています。