イギリス国旗の色の意味とは?

イギリスの国旗

 

イギリスの国旗は青地に赤・白の十字および斜め十字の文様が入ったデザインになっています。通称ユニオンジャック、ユニオンフラッグと呼ばれる王室旗として知られます。イギリスの植民地だった国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシアなど)にもこのユニオンジャックが取り入れられており、世界的に最も知名度が高いデザインの1つといえます。

 

デザインの意味

イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」で、その名の通り複数の国(カントリー)からなる連合王国です。そのためユニオンフラッグは

 

  • イングランド国旗のセントジョージクロス(白地に赤十字)
  • スコットランド国旗のセントアンドリュークロス(青字に白の斜め十字)
  • アイルランド国旗であるセントパトリッククロス(白地に赤の斜め十字)

 

という三カ国の国旗の要素が融合して出来たものになっています。

 

国旗の歴史

ジェームズ6世(1566年 - 1625年)の時代に、スコットランドとイングランドの国旗を組み合わせた国旗が作られました。1801年にアイルランドを併合することでグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立し、従来の国旗にアイルランド国旗の要素を組み合わせ現在のユニオンジャックになったのです。

 

以後イギリスは帝国主義を推し進め、「パックス・ブリタニカ(イギリスによる平和)」と呼ばれるほどに世界に覇権を広げるわけですが、国内民族の融和がしっかりしてたからこそ、上り詰められた地位だったともいえます。