ギリシャ神話の神々が人間臭い理由とは?

ギリシャ神話の神々は、世界中の神話の神々と比較して、しばしば「人間臭い」と評されます。

 

それはどういう点を指しているのでしょうか。また、なぜなのでしょうか。ここでは、ギリシャ神話の神々が人間臭い理由について解説します。

 

人間的なギリシャの神々

権力闘争に愛憎劇、ギリシャの神々の物語は、とても人間味に溢れています。

 

その理由は、ギリシャ神話では神と人間が、同じガイア(大地)を母として生まれたものであるという考え方があるためです。

 

ギリシャ神話の神々は、自然はもちろん無機物の中に宿る存在でもあるため、持つ力の大小や得手不得手があり万能ではありません。

 

そのため当然そこには上下関係、利害関係が生まれ、嫉妬など生々しい感情も伴うようになったのです。

 

それはそのまま人間の縮図のようでもあり、ギリシャ神話における神と人間の距離を象徴するものでもあります。

 

自然の事象との関わり

強大な力を持つ神々の争いや感情的なかけひきは、時に人間たちにとても理不尽な災厄をもたらします。

 

これは、天災になぞらえることができるでしょう。

 

地震や台風など、自然がもたらす災厄は、人間にはどうすることもできません。

 

一瞬のうちに命や財産を根こそぎ奪い去る、残酷なものであることさえあります。

 

古代ギリシャの人々は、そういった出来事を具象化するために、神という存在を用いたのです。