アマルフィ公国(Ducato di Amalfi) もしくはアマルフィ共和国(Repubblica di Amalfi)は、10世紀から12世紀にかけ、現在の南イタリア・カンパニア州のアマルフィに存在した都市国家です。
中世以来海港都市として発展し、ヴェネツィア共和国やジェノヴァ共和国にその座を奪われるまで、イタリアの地中海貿易の中心地として重要な役割を担っていました。
現在アマルフィといえば、「世界一美しい海岸」と称されるアマルフィ海岸(1997年世界遺産に登録)がある、イタリア屈指の景勝地として知られています。
アマルフィは、339年、古代ローマ人に設置された「貿易所」に起源を持つとされ、ローマ帝国崩壊後も海運業や漁業で栄え、968年には「公国」に昇格しています。
しかし11世紀以降、ノルマン朝シチリア王国、サレルノ公国などの圧力下で衰退が始まり、12世紀にピサ共和国からの攻撃により滅亡しました。
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