ヨーロッパに行くと唇がカサカサになる、髪が傷む、肌が荒れるなんて声を聞き、乾燥に弱い人は訪欧を前に心配するかもしれません。これはおそらくイタリアやスペイン、ギリシャなどの地中海性気候が支配的なヨーロッパ南部地域に行った人の実感だと思います。
確かに地中海性気候地域(南欧)の夏は、空気が非常に乾燥する傾向にあります。湿気が少ないので、高温のわりに過ごしやすいという利点もありますが、乾燥は避けられないので、夏に南欧に行くのなら、クリームなどの乾燥対策グッズを万全にしておくことをおすすめします。
逆に南欧の冬は偏西風の影響で雨が多くなるので、乾燥を避けたいのならば冬に行くのも選択肢。南欧の冬はそれほど寒くもならず過ごしやすいかと思います。
地中海沿岸の夏は、雨が極端に少なくなるので、古来よりから灌漑農業がさかんに行なわれています。乾燥に強いオリーブやブドウなどの果物、柑橘類などの栽培生産で有名です。
|
|
|
|