アイスランド工業化の歴史|豊かなエネルギー資源が背景に

アイスランドの工業を支える地熱発電所

 

かつてのアイスランドは、漁業・農業などの第一次産業が歳入の大半を占めていましたが、近代以降は、水産加工業はじめ工業(第二次産業)にも力を入れ始め、一部産業への依存からは脱却しつつあります。

 

 

 

アイスランドの工業の特徴

アイスランドは安価な地熱発電や水力発電※が充実しているので、それを利用したアルミニウム精錬産業フェロシリコン(鋼鉄の原料)生産がさかんです。精錬した商品のほとんどは輸出され、この国の輸出全体の大部分を占めています。

 

※アイスランドは自国の消費電力を、7割を水力発電、残り3割を地熱発電と、全てを再生可能エネルギーによりまかなっています。

 

アイスランドの工業を担う有力企業

ハフナルフィヨルズゥルにあるリオ・ティント(Rio Tinto)アイスランド株式会社は、アルミニウムの世界的有力企業であるリオティントが所有する、アイスランドで最大の企業の1つです。