フランスの農業の特徴

フランスはあらゆる農業部門で世界最高規模の生産量を誇るEU最大の農業大国です。フランスの国土は農地に適した平坦な地形なので、昔から農業がさかんで、穀物・牛乳・牛肉・豚肉・鶏肉・チーズ・ブドウ・ワインなど、様々な農作物が産出されています。

 

農業用地は国土の53%にもおよび、気候も多様なので、北部では穀作、西部では酪農、南部では地中海式農業、中部では畜産、といったように栽培される作物も多様です。

 

 

 

フランスの農業の歴史

18世紀に西ヨーロッパ全体で農業の技術革新、中世以来の三圃式農業から、輪栽式農業が主流になるなど、いわゆる農業革命が起こりました。しかし絶対王政による専制政治のもと、農民は重税を課せられるなど苦渋を強いられる状態が続いていました。そういった不満が背景となり、18世紀末にフランス革命が勃発。900年以上続いた王政が倒されます。新たに誕生した革命政府は多くの農民に土地を配分し、不平等の解消に力をいれたのです。

 

フランス農業の豆知識

 
  • フランスで生産される農作物の50%はEU加盟国に向かい、農作物の輸送においては、鉄道が最も重要な役割を果たしています。
  • フランスでは様々な農作物が生産されますが、中でも「ヨーロッパのパン籠」といわれる通り、小麦の生産量が圧倒的です。世界第7位、EU全体で36%を占めています。

 

フランスの農業の問題

90年代以降、農業従事者の人口は減少傾向にあります。都市部への人口の集中が原因の一つといわれています。そういった背景もあり、1962年より農家への補助や農業振興を目的とした、EUの共通農業政策が導入されました。