大航海時代で否定された地球平面説とは?

 

「地球は丸い」というのはもはや言うまでもない常識と思っている人が大半だと思いますが、人類の長い歴史からみれば、それが「あたりまえ」となったのはつい最近のこと。実は古代から中世までの長い間、我々人類が住む大地はまっ平(円盤状)だとする地球平面説が支持されていました。

 

地球球体説の台頭

地球球体説それ自体は、ピタゴラスヘロドトスプラトンなどの古代ギリシアの哲学者や歴史家により提唱されてきましたが、それを証明する術がありませんでした。

 

しかし14世紀以降、ルネサンス開化による天文学・地理学の発達により、「地球平面説」が科学的に否定され始め、大航海時代の始まりとともに成されたヨーロッパ人の世界周航により、地球球体説が真であると証明されたのです。