ベラルーシの農業の特徴

ベラルーシの農業は、ライ麦、大麦、燕麦など麦類を主として、ジャガイモ・サトウダイコン・テンサイ、工芸作物として亜麻(あま)などの生産を行っています。蓄膿や酪農もさかんな乳製品輸出国であることでも知られ、国のいたるところで牛が放牧されているのを見ることができます。

 

農業は古くからベラルーシにおける基幹産業になっており、工業化が進んだ今でも北西部の農業地帯に人口が偏っており、労働人口の20%が何らかの農業に従事しています。

 

チェルノブイリ原発事故

1986年のチェルノブイリ原発事故では汚染物質の70%以上がベラルーシに降り注ぎました。この大事故で耕地の5分の1が汚染されてしまい、ベラルーシの農業は大ダメージを受けています。

 

しかし近年はルカチェンコ政権が農業政策に多額の国家予算を投入しているので、農産物の生産は大幅に増大しています。