キリスト教以前のローマ帝国の宗教とは?

ローマ帝国は、イタリア半島だけでなく、北アフリカから西アジアまでの地中海沿岸地域にまで、その勢力を広げていました。

 

そのような他民族国家ともいえるローマ帝国では、キリスト教が容認される以前、どのような宗教が存在していたのでしょうか。

 

こちらでは、キリスト教以前のローマ帝国の宗教について簡単に解説します。

 

 

多神教国家であったローマ帝国

ローマ帝国はイタリア半島だけでなく、北アフリカや西アジアを含む地中海沿岸地域一帯に領土を拡大させていました。

 

侵略した地域や民族で信仰されていた土着の宗教は、勢力拡大と共に、ローマ帝国に浸透していったのです。

 

また、ローマの宗教は、周辺のギリシャ、エジプト、シリア等の文化、神話、神々の影響を強く受けていました。

 

ローマ帝国は多神教国家だったのです。

 

皇帝崇拝

ローマ帝国では領土が拡大するにつれて、共和制から帝政へと政治体制も変化させました。

 

初代皇帝のアウグストゥスは、巨大な帝国を統治するために、政治だけでなく宗教も独占する狙いが持っていたようです。

 

このアウグストゥスの頃から皇帝を神として崇めるようになった皇帝崇拝は、ローマ帝国のいわゆる国教にもなっていきました。

 

複数の民族や文化の存在は帝国の統一には不都合なこともあり、多神教国家であったローマ帝国は、皇帝崇拝から、徐々に一神教の存在も認めるようになったとも言えるでしょう。