ソ連崩壊のきっかけとなった出来事は色々ありますが、主たるものだと民族紛争、ペレストロイカ、東欧革命などが挙げられるでしょう。
80年代以降、社会主義経済が行き詰まり、ソ連の統制が緩んだことで、それまで力で抑止されていた民族対立が噴出するようになります。とりわけアゼルバイジャンとアルメニアで生じた流血をともなった大規模な民族紛争は、ソ連崩壊を招いたきっかけの1つとされます。
ゴルバチョフが停滞する経済を活性化させるために行った政治改革「ペレストロイカ」も、報道の自由や言論の自由の解禁に繋がり、構成共和国の分離を招きました。
ゴルバチョフは内政不干渉の方針を打ち出し、それまで衛星国であった東欧諸国が独自路線を選択できるようになります。その結果、東欧諸国で次々と非共産政権が誕生(社会主義政権の崩壊)する「東欧革命」が起き、ソ連崩壊への道筋を作ったのです。
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