ブルターニュの郷土料理の特徴とは?

ブルターニュ地方は、6世紀ごろアングロサクソン人から追われたケルト人が移住し、英国(グランド・ブルターニュ)に対して、小ブリタニア(プチット・ブルターニュ)とよんだのが地方名の由来。

 

フランス最北西の、英仏海峡と大西洋に面した半島に位置しています。

 

沿岸部を「海の国」内陸部は「森の国」ともいわれる、独自の文化が色濃く残っていている土地です。

 

 

沿岸部の特徴

沿岸部は海の幸の宝庫で、サバ、スズキ、イワシ、ポラック、カキ、ホタテ貝、ムール貝、オマールなどの魚介類に恵まれています。

 

パリの冬の名物である「海の幸の盛り合わせ」はブルターニュ名物でもあります。

 

また、沿岸の穏やかな気候で質のいい野菜も多く育ち、ジャガイモ、アーティチョーク、カリフラワー、ブロッコリー、セロリ、カブ、ホウレン草、サヤインゲン、パセリ、エシャロット、白インゲン豆、グリーンピースなど豊富です。

 

料理に「ブルターニュ風」とつくと、白インゲン豆を付け合わせることが多く見られます。

 

内陸部の特徴

内陸部は、寒冷な気候と日照時間も少なく痩せた土地で、そば粉ぐらいしか育ちませんでした。

 

今ではその、そば粉を使った料理がこの地方を代表するものとなっています。

 

養豚農家や加工場が集中し、アンドゥイユ(豚の腸詰め)、田舎風パテ、ブーダン(ブラッドソーセージ)などの加工食品の種類も豊富です。

 

また、若鶏や乳牛の飼育、バターの加工もさかんで、ほかの農作物では玉ねぎ、ココ豆が収穫できます。

 

ブルターニュの代表的な料理

スープ

  • コトリヤード・ブルトン・・アナゴや数種類の魚と、ジャガイモ、玉ねぎとハーブ。ブルターニュの典型的な魚スープ。
  • ブルターニュ風ポテ・・豚の肩肉とバラ肉、ソーセージと玉ねぎ、人参、ポワロー、キャベツと煮込んだスープ

 

魚介料理

  • オマールのアルモリカ風・・アメリケーヌの元祖になった料理。
  • ホタテ貝のブルターニュ風・・エシャロットと玉ねぎ、ホタテ貝柱を使ったオーヴン焼き

 

肉料理

  • キッカ・ファルス・・ファルス(そば粉と牛乳、卵、ラードなどをまぜたもの)を布で包み、ポトフのように煮込んだ牛すね肉と豚バラ肉、野菜の煮込み料理
  • ブルターニュ風ポトフ(キ・ア・ファルツ)牛の肩ロースや膝肉、塩つけの豚バラ肉にポロネギなどを加えた煮込み料理

 

デザート

  • クイニー・アマン・・クロワッサン生地にバターと砂糖を折り込んだ、この地方では最も古い焼き菓子
  • そば粉のガレット・・ブルターニュならではの代表的な料理。塩味の具がはいった、食事用。
  • ブルターニュのガレット・・ブルターニュ自慢の有塩バターをたっぷりつかったビスケット