アイルランド自由国は、アイルランド独立戦争(1919〜21年)の結果、1922年に成立した立憲君主制国家です。
長年続くアイルランド人の独立闘争の末成立した国といえますが、その背景となった英愛条約では、アイルランドに自らの行政府、立法府を持つこと、外交権も認める一方で
軍事権・貿易権・漁業権・関税権に制限をかけ、イギリス国王への忠誠まで求めていました。
つまりアイルランド自由国とは、一応の自治は認められているものの、しょせんはイギリス傘下の自治国に過ぎない、名目だけの“自由国”だったのです。
そのためアイルランド国内で英愛条約賛成派・否定派が激しく対立し、今度は同胞同士が殺しあうアイルランド内戦(1922〜23年)へと発展していきます。
条約賛成派のマイケル・コリンズ暗殺を始め、多くの犠牲が発生しましたが、最終的には条約反対派が鎮圧される形で終結。1922年には国王の裁可を得て、アイルランド自由国憲法が採択されています。
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