スイス文学の特徴や有名な作品

スイス文学は、大雑把にはスイス人により書かれた文学と定義することができます。傾向としてはスイスの風土に立脚した、市民や農民をモチーフにした作品が多いのが特徴です。また言語については、狭義にはスイス固有のロマンシュ語により書かれた文学を指しますが、スイスというのはドイツ語・フランス語・イタリア語などが放される多言語国家なので、「スイス文学」の範囲をロマンシュ語表現のみに求めるのはもはや困難といえるでしょう。

 

 

スイス文学の簡易年表

16世紀

スイス人博物学者コンラート・ゲスナーが近代動物学の先駆けとされる『動物誌』を執筆した。

 

17世紀

神聖ローマ帝国から独立したことで、「スイス文学」として独自の展開をみせるようになる。

 

18世紀

A・フォン・ハラーの『アルプス』(1732年)が書かれる。

 

19世紀

1881年、スイス人作家ヨハンナ・シュピリにより、スイス文学で最も有名な作品といえる『アルプスの少女ハイジ』が書かれる。

 

20世紀

第二次世界大戦後、現代社会を激しく批判するフリッシュやデュレンマットなどの小説家が登場し、スイス文学の傾向に変容をもたらした。

 

スイス文学の有名作品一覧

  • H・ウィッテンワイラー『指輪』(15世紀)
  • A・フォン・ハラー『アルプス』 (1732)
  • B・コンスタン『アドルフ』(1815)
  • ゴットフリート・ケラー『緑のハインリヒ』(1854)
  • ヨハンナ・シュピリ『アルプスの少女ハイジ』(1880)