ベルギーと日本の関係史

ベルギーと日本の関係史

ベルギーと日本の関係史は、19世紀の通商開始以来、通商・産業・文化をめぐる緊密な交流が続く関係である。アール・ヌーヴォーや漫画文化の受容、港湾・物流や化学・医薬品分野での協力、在ベルギーの国際機関を通じた多国間連携が特徴となる。本ページでは、ベルギーの低地地方史や産業と港湾都市、欧州統合の枠組みなどを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ベルギーと日本の関係


1866年、日本ベルギーの間で、通商航海条約が締結されたことで、正式な外交関係がスタートしました。その後まもない1873年に岩倉使節団がベルギーを訪問し、国王のレオポルド2世に謁見しています。


白耳義国志の刊行

1877年ベルギー紹介本「白耳義国志」が刊行され、少なくない日本人に「小国ながらも列強と巧みに渡り合い、日本にとって模範となる国」として認識されるようになります。


そんなこともあり第一次世界大戦ではドイツに占領されたベルギーに対して同情が集まり、亡命政府に義援金が送られるなどしています。


現在の関係

第二次世界大戦による外交関係の断絶はありましたが、1951年に国交が回復してからは、政治・経済・文化面での交流が続き、関係はおおむね良好に維持されています。