東ローマ帝国の最盛期と最大版図を教えてください。

東ローマ帝国の最大版図は6世紀のユスティニアヌス帝の時に、西地中海を征服し、かつてのローマ帝国の全版図を回復した時になります。

 

一方東ローマ帝国が最盛期を迎えたのは10世紀末から11世紀初頭のマケドニア王朝(867年〜1057年)の時代になります。

 

7世紀以降、東方のイスラム勢力に押され衰退していた東ローマ帝国ですが、9世紀から徐々に国力を回復。テマ制(軍官区政)という独自の軍事・行政制度を敷き、中央集権化・皇帝専制を確立。

 

統制を安定させたことで、外に目を向け、イスラム勢力に奪われていた旧帝国領を次々と奪還していくのです。そうして11世紀前半には北イタリア、南イタリア、バルカン半島、アナトリア半島などを征服して、東地中海帝国を築き上げました。

 

文化面でも繁栄し、コンスタンティノス7世のもとで古代ギリシア文化の復興が進められました。

 

この「マケドニア朝ルネサンス」とも呼ばれる文化的繁栄をみたコンスタンティノープルには、世界各地から優れた商人・芸術家などがやってきて、人口40万人を擁するヨーロッパ屈指の国際都市に成長しました。