ルーマニアやセルビアに隣接し、東方オリエント世界とも隣り合う地理的状況から、多様な文化圏との交流の中で発展してきたのが、ブルガリアの民族衣装です。
とくに有名なのが、「スクマーン」と呼ばれるブルガリアの女性が着るワンピース型の民族衣装で、中世来の非常に長い歴史を持っています。
古代ギリシア時代の「トゥニカ」から派生・発展した経緯があり、特徴としては
などが挙げられます。
このスクマーンは、長袖のワンピース「スモック」の上から重ね着するのですが、スモックの襟に施された刺繍が、スクマーンの深い襟ぐりから見えるようになっているなど、なかなかに工夫が凝らされたデザインになっているのです。
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