ポルトガルと中国の関係は、ヨーロッパ大航海時代および中国・明王朝時代(1368〜1644年)に、ポルトガルの探検家ホルヘ・アルバレスが広州に到達した1514年までさかのぼることができます。
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大航海時代の先駆けとなったポルトガルは、最速でアジア進出を果たし、香辛料利権を確立することで「ポルトガル海上帝国」を体現しました。そして1557年には中国にポルトガル領マカオを建設し、1999年に返還が果たされるまで、両国の関係に歪を生む要因となります。
19世紀から20世紀にかけて、ポルトガルはマカオに軍隊を駐留させるようになり、中国から要求されるマカオ返還をかたくなに拒んだので、両国の関係は冷え込んでいきました。
毛沢東(1893〜1976年)は自著で「惨めな小国」と罵倒するほどポルトガルを嫌悪していました。
しかし1979年に中華人民共和国とポルトガル共和国の間で正式に外交関係が樹立され、1999年にマカオの主権が中国に返還されたことで、関係は改善に向かいました。。
近年中国政府はポルトガルとの関係発展に意欲的で、貿易による緊密な経済関係が結ばれています。
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