ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)とは現在ロシア連邦と呼ばれる国家の前身であり、現ロシア連邦の領土に加え、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニアなど東欧諸国を、制限主権論に基づき事実上勢力下に治めていました。
1945年以後の衛星国も含むソ連領(画像クリックで拡大)
ソ連は共産党による一党独裁体制を敷き、1922年の成立から第二次大戦後しばらくまでアメリカに匹敵する国力を有していましたが、70年代以降、戦争で経済資源が枯渇し、衰退していきます。
ペレストロイカによる改革を行うも、国力低下に歯止めが効かず、支配下の東欧諸国では民主化や反ソ連の気運が高まっていきました。そして1989年の東欧革命により衛星国が相次いで独立していき、1991年にはついに崩壊するに至ったのです。
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