家具店「IKEA」やファッションブランド「H&M」は世界的に有名で、日本にも進出している企業なので、知っている人も多いと思いますが、これらは実はスウェーデン発祥。またお弁当の定番ミートボールがスウェーデン発祥であったりと、一見日本との繋がりが薄そうですが、意外に身近なところにスウェーデン文化は横たわっています。今回は、そんなスウェーデンと日本の関係史をざっくりまとめています。
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1647年に航海の途中で出島に訪れた、後にスウェーデン海軍の大将になるヨーハン・オーロフソン・ベリエンシェーナが、初めて日本に訪れたスウェーデン人といわれています。また『日本植物誌』を出版するなど日本の植物学の発展に寄与した医師、カール・ペーテル・トゥンベリ(1743 - 1828)も来日経験のあるスウェーデン人dす。
日本とスウェーデンが公式的な関係を持つのは、1868年に両国間で修好通商条約を結んだことが始まりになります。国交樹立後の1873年には、岩倉具視率いる岩倉使節団が現地視察のためにスウェーデンに滞在しています。その際に、彼らは国王オスカル2世に謁見しています。
第二次世界大戦において、日本は枢軸国でしたが、あくまで中立の立場を保っていたスウェーデンとは、そのまま関係を維持していました。敗戦後は、連合国に占領された影響で、しばらく関係が途絶えますが、1952年にサンフランシスコ平和条約が発効されたことで、外交関係を回復しています。その後は特に衝突が起きることもなく、良好な関係が維持されています。
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