ハンガリーの民族衣装の特徴

ハンガリーは東西交通の中継点であり、広大な平原の中にあるという地理的状況から、歴史的に様々な民族・国家の侵入を受けてきましたが、地域ごとの伝統は大切に守られてきました。

 

中でもハンガリーは「カロチャ刺繍」と呼ばれる刺繍が伝統として有名で、民族衣装もカロチャ刺?による可愛く美しいデザインが目を惹くつくりになっています。

 

カロチャ刺繍とは

カロチャ刺繍は、「刺繍の町」として知られるハンガリーのカロチャに古来より伝わる刺繍のことで、花や草など植物がモチーフに、華やかさと繊細さを兼ねているのが特徴です。

 

刺繍は主にミシンを使って施され、描かれる植物としては、薔薇やチューリップ、スミレ、パプリカなどハンガリーでよく自生するものが多いです。

 

そしてカロチャにおけるフェスティバルでは、このカロチャ刺繍が施された可愛らしい民族衣装を着て、華々しく踊る女性たちを見ることができます。