ヘンリー2世とは何をした人?〜アンジュー帝国の建設〜

ヘンリー2世

 

ヘンリー2世の基本情報

 

誕生:1133年フランス王国
死没:1189年フランス王国
在位:1154年 - 1189
王朝:プランタジネット朝
政策:アンジュー帝国の建設

 

ヘンリー2世(1133年 - 1189年)はプランタジネット朝の初代イングランド国王で、相続と婚姻により支配域を広げ、イングランド〜フランスにまたがる「アンジュー帝国」を築き上げたことで知られます。そんな彼はアンジュー家の出身で、もともとはアンジュー伯を務めていましたが、ヘンリー1世の孫としてイングランドの王位継承権得て、1154年即位、プランタジネット朝を創始しました。同時にイングランドとフランスのノルマンディーおよびアキテーヌ地方を領有したことで、いわゆる「アンジュー帝国」を現出させたのです。なお治世では行政改革や軍事改革に取り組み、王権の強化を推進しています。

 

 

ヘンリー2世の功績

プランタジネット朝を創始

フランス貴族プランタジネット家(フランス名はアンジュー家)出身のアンリが、1154年イングランド王ヘンリー2世として即位したことで、プランタジネット朝を創始しています。プランタジネット朝は1399年にリチャード2世が廃位されるまで続き、後世イングランドの政治・文化に大きな影響をもたらしました。

 

アンジュー帝国の建設

ヘンリー2世は、父からの相続や婚姻により、イングランド、フランスにまたがる広大な領土を獲得し、「アンジュー帝国」の建設を体現しています。なおアンジュー帝国はヘンリー2世の死後縮小していき、やがて領土回復を画策するイングランド王室の野心とフランス王室の反発が百年戦争の発端となっています。