結論からいえば、ギリシア神話において最高神にあたるのはゼウスになります。まず整理すると、ウラノスの子がクロノスで、そのクロノスの子がゼウスです。つまりウラノスはゼウスの祖父にあたります。
ウラノスは原初の世界で支配者として君臨していた「元最高神」ですが、怪物の子を憎み、冥界(めいかい)タルタロスに閉じ込めたため、怒った妻ガイアに差し向けられた子のクロノスにより王座を追われました。
ゼウス(左)とウラノス(右)
次にゼウスが父クロノスを破り、オリュンポス山に本拠を構え、オリュンポス十二神とともに支配を開始。不動の最高神となった・・・というのが簡単な流れです。以降、元最高神であるウラノスもクロノスも、役目を終えたということで、物語にはほぼ登場しなくなります。
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