キリスト教が生まれた場所は?

キリスト教が生まれた場所はどこですか?

イエス生誕の地をキリスト教が生まれた場所と解釈すると、それはパレスチナのベツレヘムになりますね。エルサレムの南約9キロに位置する、ヘブライ語で「パンの家」を意味する都市です。マリアがイエスが生んだとされる場所には「ベツレヘムの聖誕教会」が建てられています。

 

ベツレヘムは古代イスラエル王国のダビデ王が生まれた町でもあり、ヘブライ語聖書では「ダビデの町」とされています。キリスト教の伝承によれば、イエスの父はダビデ家の子孫だそうです。

 

ベツレヘムの歴史

ベツレヘムは、その宗教的重要性から歴史上数々の争奪戦が繰り広げられてきました。6世紀に東ローマ帝国に、7世紀にイスラム勢力に、1099年に第一次十字軍に、1187年に再度イスラム勢力により征服され、中世末期から第一次世界大戦まではオスマン帝国支配下でした。

 

現在はパレスチナ自治政府の管轄

そして第一次大戦後、その支配圏はイギリス、ヨルダン、イスラエルへと移っていき、1995年以降はパレスチナ自治政府が支配を確立しています。

 

ベツレヘムの街並み