ギリシャ神話における「戦いの女神」とは?

昔から大きな文明には戦争がつきものでした。そして古代文明圏の中でもとりわけ戦争が多かったギリシャですから、ギリシャ神話の中には戦の神や武器そのものの神なども数多く現れます。

 

 

戦略の神アテナとは

戦争だけでなく、知恵、学芸、工芸を司る女神です。アテネ市の守護神でもあり、アクロポリスのパルテノン神殿に祭られています。

 

英雄たちの守護神でもあり、英雄たちを危機から救ったり、手柄をあげるためにはたらきかけたりもします。

 

戦のときは勝利の女神ニケを従えて英雄を導き助けますが、平和な時には人々に色々な技術を教えていたとされます。

 

ゼウスが妻メティスを妊娠させると、生まれた子供に権威を奪われると予言されていたので妻を飲み込んでしまうのですが、ゼウスは頭痛が段々とひどくなり、斧で頭を割ると、成人して武装したアテナが生まれてきたという、変わった逸話があります。

 

子を生んだのはメティスではなくゼウスとなり、ゼウスの権威は誰からも奪われず堅固ものになったといわれています。

 

海の神ポセイドンとの争い

アテナは海の神ポセイドンと、アッティカ地方の領有をかけて争います。

 

人々により恵みをもたした方が勝利するという争いでしたが、ポセイドンは海水の湧き出る泉を人々に与えたのに対し、アテナはオリーブの木を与え、その木には大粒なオリーブが実り、アテナが勝利したといわれています。

 

アテネにあるオリンピック競技場では4年に一度守護神アテネのための祭典や競技が盛大に行われ、優勝者にはアテネのその行いにちなんでオリーブ油を入れた壺が授与されていたそうです。