アメリカ独立戦争が起こったきっかけは何だった?

アメリカ独立戦争の原因

アメリカ独立戦争の原因は課税問題と自治権の抑圧だ。イギリスが戦費回収のため課税強化を進め、植民地側が「代表なくして課税なし」と反発したのである。本ページでは、ヨーロッパの植民地政策や政治思想、独立運動などを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

アメリカ独立戦争が起こったきっかけは何だった?

アメリカ独立戦争は何をきっかけに起こったのですか?

アメリカ独立戦争は、イギリス領北アメリカ13植民地による、イギリス本国の重商主義政策(砂糖法、印刷法、タウンゼンド諸法など植民地市民に課せられる重い税金)に対する反抗から始まりました。その反抗を象徴するのが「ボストン茶会事件」という事件です。


ボストン茶会事件とは

ボストン茶会事件とは、東インド会社に茶の独占権を与える茶税法に反対したボストンの人々が、インディアンに変装し、停泊中の東インド会社の商船から茶箱342箱を海に投げ捨ててしまった事件です。


ナサニエル・カリアーにより書かれたボストン茶会事件の様子


これに激怒したイギリスは、ボストン港閉鎖条例を発し、損害賠償を請求の上、マサチューセッツ州の自治権をはく奪してしまいます。


しかしマサチューセッツの住民も植民地住民も、これにたじろぐどころか「大陸会議」結成などで対抗し、アメリカ独立戦争へと発展していったのです。