ロシア美術は、おおもとを辿ればロシア人の祖先である東スラブ人の文化を基礎としています。キエフ大公国に興り、もともとのスラブ美術がキリスト教を受けながら発展を遂げたのが、現在のロシア美術といえます。
10世紀末にキリスト教がもたらされ、キリスト教(正教)美術の影響が如実に表れるようになる。キエフやノブゴロドにビザンティン建築のソフィア大聖堂が建設された。
ロシア色の強い寺院が次々と建設されるようになる。