ロシアとアメリカの関係

 

アメリカロシアの国と国との関係は、アメリカイギリスからの独立を宣言し、アメリカ合衆国を建国した18世紀末から始まります。

 

アメリカ独立においてロシアの影響は大

アメリカ独立以前から、ロシアとアメリカ13植民地との間で貿易は行われていました。しかし、アメリカは宗主国イギリス以外の国との貿易は航海法で禁じられていたので、あまり大きな取引は出来ませんでした。このような経済活動の縛りが、植民地住民の不満を高め、独立運動を喚起したのは言うまでもありません。

 

武装中立同盟によりアメリカ独立を援助

そしていざアメリカ独立戦争が勃発すると、ロシアはアメリカがイギリスから分離独立し、自国と自由に貿易してくれたほうが国益になると考えました。そのため、表向きは中立を表明するものの、「武装中立同盟」を結成し、事実上アメリカ独立を援助していたのです。

 

武装中立同盟とは

 

ロシアのエカチェリーナ2世の主導で結ばれた同盟。イギリスによる対アメリカ海上封鎖を受け、中立国船舶の自由航海と禁制品以外の貿易を主張し、それに賛同する国々で結成された。イギリスを孤立化させ、アメリカ独立戦争を間接的に援助した。