イタリアの社会問題

イタリア共和国は南ヨーロッパに位置する共和制国家です。1861年イタリア統一にともない成立した国で、古代ローマ時代の遺跡・中世そのままの旧市街・多種多様な食文化など様々な魅力がある一方で、以下のような社会問題も抱えています。

 

 

マフィア問題

かつてイタリアの政治はマフィアとの癒着が大きな問題となっており、90年代におけるマフィアとの癒着を初めとした大規模汚職の発覚は「タンジェントポリ」と呼ばれ、民衆から批判されただけでなく、国際的なニュースになりました。7代にもわたり首相を務めたジュリオ・アンドレオッティはマフィアとの「公然の関係」で知られ、90年代の一斉摘発の際に失脚しています。

 

南北格差問題

イタリアにおいて近代以降顕著になった問題として、南部の工業化の遅れがあります。工業がさかんな三角地帯(ミラノトリノジェノバ)有する北部と異なり、南部は農業や観光業に偏っており、南北格差が慢性的な問題となっているのです。

 

移民問題

イタリアは地中海やアドリア海に面するという地理的状況から、ヨーロッパの中でも特に移民難民の流入がさかんな国であり、それによる治安の悪化や生活慣習・宗教対立が社会問題となっています。移民の総数は人口の1割近くになろうとしており、政府は難民救済に舵を切る一方で、難民増加に対する国民の不満も高まっています。