オスマン帝国最後の皇帝(スルタン)は1918年から1922年まで在位していたメフメト6世です。1861年、第31代皇帝アブデュルメジト1世の子としてこの世に生を受け、第一次世界大戦末期の1918年、兄メフメト5世の崩御後、第36代皇帝として即位しました。
メフメト6世(在位1918〜22年)
しかし即位してまもなくオスマン帝国は降伏を余儀なくされ、その代償として帝国は事実上形骸化。形式上帝国は存在していましたが、戦後民族主義者の独立運動が活発になり、メフメトはますます厳しい立場に絶たされます。
そんな中1922年トルコ革命が勃発し、ムスタファ・ケマル(トルコ共和国初代大統領)が帝政の廃止を宣言。ここにトルコ共和国が成立するとともに、廃位となったメフメト6世は、イギリス軍艦でマルタ島に亡命を余儀なくされました。
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