ロシア帝国の人口は1897年の時点で約1億2500万人、1914年の時点で1億6500万人でした。つまりピーク時は現在のロシア連邦の人口(2020年時点で1億4000万人)よりも多くの人口を擁していました。
ロシア帝国時代の人口が多かったのは、この時代は現在独立国であるベラルーシやウクライナ、ポーランドなど東欧諸国、フィンランドやバルト三国など北欧諸国、さらにはカザフスタンやウズベキスタンなど中央アジア諸国まで支配下に治めていたことが背景にあります。
ロシア帝国の最大版図(1866年)
帝国臣民のおよそ三分の一はロシア人であり、そのほかウクライナ人やポーランド人、ベラルーシ人などが多数を占めていました。またロシア帝国は身分制が敷かれていましたが、帝国臣民の8割近くは農民が占めていました。
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