グレートブリテン島の歴史

グレートブリテン島

 

グレートブリテン島は、北大西洋に位置し、アイルランド島、マン島とともにブリテン諸島を構成する島です。イギリス(イングランド、スコットランド、ウェールズ)の領土であり、古くからヨーロッパ史の歩みに大きな影響をおよぼしてきました。

 

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地質史

27億年前の岩石がスコットランドで発見されています。氷河期には大陸と地続きでしたが、約6000年前に大陸から分離して島になったと考えられています。

 

名前の由来

グレートブリテン島については、紀元前6世紀頃のカルタゴ人航海者の日誌の中で「アルビオン」という名で初めて登場しました。紀元前4世紀には、ギリシャ人商人ピュテアスの航海記の「プレタニケ」という呼称(ケルト語で「彩色した人」という意味。当時の先住民が入れ墨を入れる慣習があったことから。)が一般化し、そこから「ブリトニ」というブリテン諸島を指す呼称が生まれ、それが定着すると、ブリテン諸島最大の島が「ブリタンニア」と呼ばれるようになったのです。

 

フランス・ブルターニュ地方の語源

 

かつてブリテン島のブリトン人の一部は、ローマやアングロ・サクソン人の侵攻を受けて、フランス北西部に逃れました。以来、フランスでは、ブリトン人の移り住んだその土地を、「ブリトン人の住む土地」という意味で「ブルターニュ」と呼ぶようになりました。