イタリアの有名な河川一覧|最長の川は?

イタリア第二の工業都市トリノを通る、国内最長の川ポー川

 

イタリアの主要河川としてはポー川、テヴェレ川、アディジェ川などが挙げられます。ここではこれら主要河川の情報を簡潔にまとめています。

 

 

ポー川(国内最長)

延長:652 km
水源:アルプス山脈
河口・合流先:アドリア海

 

国内最長のか川で、イタリア・アルプスから流れ出る河川のほとんどと繋がっています。平野となっている水域(ロンバルティア平野)は、酪農や稲作を中心とした、ヨーロッパ有数の農業生産地帯です。また戦後になって、この川から天然のガス田が発見されています。

 

テヴェレ川

延長:405 km
水源:フマイオーロ山
河口・合流先:ティレニア海

 

イタリア中部を流れる川です。かつて地中海世界全域を支配した古代ローマ帝国は、この川のほとりに成立した小さな都市国家に起源を持っており、建国神話では、ローマ建国者ロムルスは、双子の弟レムスとともに、この川に捨てられたとされています。

 

アディジェ川

延長:409 km
水源:アルプス山脈
河口・合流先:アドリア海

 

北部を流れる国内で2番目に長い川です。急流なため航行には適しませんが、上流は水力発電、下流は灌漑用水に利用されています。