フランク王国の国名は、この国を建てたゲルマン民族のフランク人の民族名に由来しています。
フランクという単語は3世紀初めの史料に初めて登場し、当時のローマ人はライン川中流域に住むゲルマン人を「恐ろしい」とか「荒々しい」人々という意味を込めフランク人と呼んでいたそうです。
ちなみにこの「フランク」という民族名は、「フランス」の語源にもなっています。
ヴェルダン条約(843年)によりフランク王国が3つに分裂した後、中フランク王国は消滅し、東フランク王国(ドイツの原型)は神聖ローマ帝国となり、西フランク王国(フランスの原型)のみが、「フランク」の国号を維持しました。
そして時代が下り、フラン“ク”の語尾が変化してフラン“ス”となったというわけです。
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